最適おむつを紹介 介護士らの会、あすギャラリー開設(河北新報より)

仙台市の介護福祉士らでつくる「みやぎ・クーシュの会」が7日、おむつなどの排せつ関連グッズをそろえた「おむつのギャラリー」を仙台市宮城野区のみやぎNPOプラザに開設する。高齢者向けを中心に200種のサンプルを展示して販売し、情報提供や相談にも応じる。会は「その人に合ったケアを伝え、心地よく暮らすサポートをしたい」としている。

 オープンするのは「ミニむつき庵・下着とおむつの情報館」。プラザのショップスペース10平方メートルで、おむつと尿取りパッド、吸収帯付きのショーツやトランクスを展示・販売する。排せつに障害のある10代用の関連グッズも扱い、赤ちゃんのおむつも展示する。

 専門の「オムツフィッター」が無料で個別相談に応じ、メーカーを問わず、おむつ選びやケア方法について助言する。
 会の代表でオムツフィッター2級の資格を持つ館亜美さん(39)=青葉区=は「排せつの症状は百人百様。商品も
ケアも多様化したのに、本人や家族、介護現場に知られていないことが多い」と指摘する。

 病院の介護部門とおむつメーカーでの勤務経験を持つ館さんは、市内の病院で2007〜08年に同様のスペースを開設。個人向けの活動を広めようと4月に会をつくり、内容を充実させてショップの開設にこぎつけた。
 「クーシュ」は仏語でおむつの意。会は介護関係者や保育士ら12人で構成し、おむつをキーワードに介護、育児、排せつケアを軸に活動している。今後は介護従事者の勉強会やオムツフィッターの研修も予定している。

 館さんは「外出できなかった人が旅行できるようになるなど、おむつの選択ひとつで生活が変わる。排せつケアについて知ってもらい、生活を良くする手伝いをしたい」と話している。
 ショップの営業時間は原則として火、木、金、土の午前11時から午後3時。相談・来店は要予約。連絡先は同会022(344)6788。

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